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Posted by: ifcayouth Category: 措置解除 Comments: 0 Post Date: 5月 14, 2017

措置解除: S君の場合

S.Y.

1)僕にとって自立・措置解除(≒aging out)は、新たな始まりを告げるとともに、今まで送ってきた人生に何度目かの別れを告げるものでした。アメリカを去った時…親元を離れて施設に入ったとき…養護施設から自立援助ホームに移ったとき…僕はこれまでの人生で何度も過去に対して別れを告げてきました。

2年前、いよいよ自立援助ホームを離れAging Outを迎えたとき、僕は将来への期待と不安が入り混じった気持ちでそれまで住んでいた部屋を後にしました。その後結果的に僕は失業を経験し、社会との接点をなくしてしまいました。それでも、自分で各所の門を叩き、今ではこうしてIFCAやそれ以外にも様々な場所で活動しています。

振り返ってみると、僕にとってAging outはそれまで何度も経験してきた、過去に培った人間関係や環境との訣別と、新しい人生の幕開け(それがいいものであれ悪いものであれ)を意味していたと思います。唯一、Aging outがほかの人生の節目と違っていたのは、周りからは大人として見られ、ほとんどすべてのことを自分でこなすようになったということです。

2)もしも私が、措置解除された時にもとって何かひとつだけ変えられるとしたら、それはいったい何か…
IFCO大会のとき何て言ったっけ・・・(^^; もし一個だけ自立の時変えられることがあったとしたら、自立の後も困ったときに頼れるリソースがほしかったなと思います(大会の時は相発言した記憶がありますが違っていたらごめんなさい)。たとえばもし今病気になって働けなくなったら、一巻の終わりでしょう。そういったときに、帰れる場所や頼れる人がいるかいないかで大きく変わってきますからね。

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