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ジャネル ブラクストン

ジャネル・ブラクストンはフォスターケアのもとで12年を過ごした。その12年のあいだに8カ所の里親、親族里親のケアを経験。現在は、エドモンド短期大学の学生で、2014年の春学期に準学士の学位を取得する予定だ。将来は、4年生の大学を経て、ソーシャルワークの修士号を目指している。

ジャネルはフォスターケア制度の改革のために熱心に取り組んできた。モッキンバード・ソサエティーやパッション・トゥー・アクションなどの当事者団体との4年間の活動の中で、ユースたちにとって重要な課題と向き合い、目標を達成した。ジャネルは、児童相談所に保護されたとき、弟と別れ別れになり、会うことも話すこともできなかった。彼女はその現実を、当事者運動の中で解決しよう、と心に決める。モッキンバード・ソサエティーのユース・アドボカシー運動に参加し、この兄弟姉妹の決裂の問題について訴え始めた。そして2013年には、『シブリング・コネクション法』が樹立し、フォスターケアに身を置くすべての兄弟姉妹たちが、お互いとの連絡や関係を絶やさずに、家族の絆を維持することができるようになった。このことをきっかけに、ジャネルは当事者アドボカシーによりいっそうの努力を注ぐようになる。自分の経験や生い立ちを、里親やユース、法律家、政治家、市長など、多くの人たちに語った。大学の構内、ファンドレイジングでのスピーチ、昼食会、州都のオリンピアで、ジャネルのスピーチは続いた。アドボカシー運動は、ジャネルの人間としての成長に大きな役割を果たしている。大学での活動も充実し、彼女は、フォスターケア制度にかんする問題に自分の『声』を人に届けることの重要さを学び取った。フォスターケアの経験は、ジャネルの予想していなかった機会をもたらし、彼女の夢を実現した。ほかのユースの人生がポジティブな方向転換をするように、これからも自らの経験を伝えて行く計画だ。