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タリア

タリア・ガルシアは、カリフォルニア州で、米国へ移民してきた両親のもとに生まれ、 ワシントン州で育ちました。タリアは父親をよく知らず、母は一日中働いていたので、鍵っ子でした。母やきょうだいから支えられていたとはいえ、幼少の頃から、独立心の強い子どもでした。タリアは、過去に2度、フォスターケアに身を置いた経験があります。一度目はまだ小さかった時。そして2度目は十代になってからです。このとき、タリアは、家庭環境が安全でなかったために、ホームレスになりました。支援の手を差し出す人たちを求めてゆく中、タリアは安全な場所を提供してくれるたくさんの優しい、そして人生のお手本のような人々と出会い、友情を深めました。 仲間と、コミュニティー、そして非営利団体からの支援で、安全な住処を得ることができ、そして、人生のあらゆる困難に打ち勝って行きました。ホームレスであるにもかかわらず、2011年に高校を卒業したのがその一例です。それからタリアはタコマ・コミュニティー・カレッジに進学し、シアトル中央コミュニティー・カレッジに転校しました。全日制のスケジュールでしたが、パートタイムで仕事もしました。タリアは自然療法の学位取得に向かって進みはじめました。ここでもたくさんの人たちから支えられるなか、多くのことを学びました。2014年に、 短大卒の準学士号を取得し、ワシントン大学に進学が決まりました。現在は、パブリックヘルス(公衆衛生学)の専攻です。あらゆる病気の予防について学び、そして人々が質の高い医療と、住宅環境、食料、教育などのリソースを手にいれるための勉強に励んでいます。タリアは人間の健康、そして命にたいして、情熱を持っています。タリアは自分の経験がどんなものであれ、楽しく、そして意義あるものにしていくことをモットーにしています。 現在までの経験がタリアを、人を助けることに結びつけてゆきました。例えば、時間がある時は、ホームレスや社会的養護の当事者、そして学生や地域の支援をする団体のボランティアをしています。