ユース・サミットのためのスピーチ
ゆきか
[2015年7月12日・シアトル]
はじめまして。私の名前は幸加(ゆきか)です。28歳です。IFCAユースプロジェクトの二人いるコーディネーターのうちの一人です。また、ブリッジ・フォー・スマイルというNPOでユースの奨学金支援プログラムでユースのサポートを行っています 。
私は、19歳まで母親のもとに暮らしていました。幼い頃から続いた暴力に耐えきれなくなり、19歳になったばかりの冬のことです。雪が残る寒い2月。母親の制止を振り切り裸足で逃げ出しました。16歳で高校を辞めさせられ、働かされていた19歳の私が行ける場所は、ありませんでした。勇気を振り絞って、逃げ出したのに、行く場所は里親でもなければ、施設でもありませんでした。そんな私は家を飛び出してから、どこに行ったのか、日本の児童養護の現状と私の考える課題についてお話します。 (さらに…)