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Posted by: ifcayouth Category: ニュース Comments: 0 Post Date: 2月 12, 2021

心を休ませるということ

 私は今、大学4年生です。パンデミックによる自粛が始まってから、施設を出てからが本当の自立だということを実感しています。

 1人でいる時間が圧倒的に増え、ほとんど人と関わることがなくなった環境の中で、精神的な波が大きくなってしまったことをきっかけにメンタルヘルスの重要性について考えるようになりました。

 学生最後の数ヶ月、まとまった時間を取れる機会を生かしたいという思いで資格勉強と語学勉強などに取り組んでいるのですが、ゴールが遠くはっきりしないため、ドラマを見るなど他のことをしていると常に罪悪感を感じるような、常に何かに追われて息苦しく感じるような日々でした。

 自分一人では限界を感じ、以前定期的にお話を聞いてもらっていた児童養護施設の心理士さんに相談する機会を設けてもらい、カウンセリングを久しぶりに再開してもらうことにしました。

 心理士さんに話を聞いてもらう中で、私は休んでいるつもりでも心が休めていないということに気がつきました。施設にいる時は職員さんがたくさん褒めて肯定的な言葉をかけてくれていたのですが、卒園してから4年ほど経ち、施設に入る前の頃の心の癖が出てきているようでした。自分で自分が達成した小さなことも見つめ、まだできていないことも含めて自分を受容できるようになる必要があると感じています。

 カウンセリングでは、常に何処か緊張しているような単調な波長だと心の元気がなくなってしまうこと、深呼吸ができて、安心感を感じられるような状態が本当にリラックスしている状態だということ、自分に厳しくなりすぎてしまうからこそ達成したことが分かりやすいように工夫すること、心と体は繋がっていることなどのアドバイスをもらい、「休む」時間を取ることの大切さを初めて実感しました。それからは半身浴やメディテーションをすることで体を休めるときは心も休めるようにしており、精神的にもより安定したと感じています。

 このような気づきと同じくらい、自分の生活や家族との関係、心の状態などを知ってくれている人がいるということに安心し、もしまた不安定になってもまた来月話を聞いてもらえると思うだけで落ち着いたので、相談する人がいたことにとても感謝しています。

 今は卒園した施設と距離的に近いのですが、今後就職し、転勤になった後を想像すると少し心配です。社会人になる前の今だからこそ、もっと上手に自分と付き合っていけるように意識して生活したいと思っています。

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