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エリック ワーナー

エリック・ワーナーは、アメリカ合衆国、アーカンソー州で育ちました。8歳の時に8ヶ月間、社会的養護のシステムのもとで暮らし、母親と家族再統合されました。11歳の時、ふたたび保護され、その後、18歳で措置解除されるまで、グループ施設、里親・治療里親家庭、一時保護、病院など、11箇所の措置場所を経験しました。

高校を卒業し、フォスターケアを離れると、エリックはアリゾナ州に移り、マッサージ治療士を要請する専門学校を卒業しました。調理師になる実習も受けたことがあります。アリゾナ州立大学で社会学の学士を取るために勉強をしていた時には、学生自治会の上院議員として活動しただけでなく、社会的養護のもとで暮らした経験のある若者たちが大学進学するサポートもしました。そのほかにもエリックが誇りに感じていることがいくつかあります。フォスタークラブという全米社会的養護の当事者組織の、“アウトスタンディング・ヤング・リーダー”に選出されたこと、そして、連邦議会が主催する“コングレッショナル・フォスターユース・シャドウ・デイ” と、2017年度のフォスタークラブ・インターンシップに参加したことです。エリックはまた、全米社会的養護政策当事者評議会の評議委員として、連邦のレベルで、当事者の生活向上とシステム改善を目指した政策のアドボカシーをしてきました。これからのIFCAとの協働を楽しみにしています。

少しでも時間をみつけると、子どもや若者のメンターとなり、彼らを教えることに打ち込んでいます。自分には得られなかった支援を、後輩ユースたちに与えたいと考えているからです。エリックの若者たちに向ける情熱は、マハトマ・ガンジーの「見たいと思う世界の変化に、あなた自身がなりなさい」という言葉からきています 。若者たちに、自分の中にこそ、世の中を良くするための力が潜んでいることを伝えたいのです。エリックの趣味は、詩を書くこと。研究や教育、そして旅行です。長期的な目標は、ホームレスや薬物依存に苦しむ若者たちのためのハウジングを提供する非営利団体を立ち上げることです。安定した住宅の維持やそのほかの地域リソースを手に入れることで、若者たちは、いつかは自分たちがほかの人たちを助ける側にまわることができると考えています。