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畑山 麗衣

0歳から乳児院に措置され、18歳まで社会的養護システムのもとで育ちました。その中で、大舎制・グループホーム・中小舎制・ファミリーホームを経験してきました。中学生まで週末里親も利用し、いわゆる一般家庭でのお父さん”“お母さん”“家庭の暮らしというものを知る経験をさせて頂きました。奨学金や様々な方からのサポートをいただきながら、学びたかった社会起業を学べる大学へ進学しました。しかし、委託解除後の18歳から20歳までの「空白の2年間」というものを経験し、後輩たちに同じ思いをさせたくないという想いから当事者活動を始めました。色んなご縁があり、自身の経験を活かせるピアサポーターという形で、大学3年から4年間、若者サポートステーションで働くことになりました。定時制高校の居場所スタッフ・自立準備のための寮の寮母・ヤングケアラー事業に関わり、社会的養護当事者の自立・就労支援に携わってきました。その後、2児の母となり、結婚・妊娠・出産・子育てにおいて社会的養護当事者の抱える問題に直面しつつ、この経験も含め、発信していくことが自分の役割なのではと考えています。現在は、ファミリーホームの補助員をしつつ、里親さん・里子さんの支援を行うNPOで働いています。IFCAの活動を通して、身近にいるユースから始まり、一人でも多くの子どもたちの未来が明るいものとなるように、社会的養護の専門家であるユースが集い“声なき声”も含め発信していくことを続けていきたいと思います。